2013-01-01から1年間の記事一覧

シンクロニズム 戦艦の論 「大丈夫。あなたなら、できるわ」

「戦場のメリー・セイラ・マス」 ( 戦艦乗務員の礼拝 ) セイラの由来 ↓ http://d.hatena.ne.jp/BRIDGET/20121212/1355327093

シンクロニズム 戦艦の論 4-13「勤務は夜6時から朝6時、たまに8時迄、週に6日。7日の時もある」

次の出勤まで「八艘飛び」要約 時は70年代ニューヨーク。 夜闇の欲望をむさぼる酔客の“上から目線”に対し、 なすすべない新人タクシー運転手「トラヴィス」は、 超高層ビルの谷間にくすぶっていた。多感な青年時代を海兵隊で過ごした彼は、 女性へのまともな…

シンクロニズム 戦艦の論 4-12「えっぶりぃわぁーーーーーん!!!」

総動員まで「八艘飛び」要約 時は90年代ニューヨーク。 裏社会とつながり、闇の利権をむさぼっていた麻薬捜査官に対し、 なすすべないボブカットの少女「マチルダ」は、 粗末なアパートのベルを鳴らしていた。彼女以外の家族全員、皆殺しとなった部屋を通り…

シンクロニズム 戦艦の論 4-11「よーし海岸線の森を石器時代に戻すぞ、 ありったけのナパームを叩き込め」

「最後の戦艦」の論 ベトナム編 「並木に沿ってミサイルをぶち込め!」 「焼き払え!」 ____!__!_!! 傷つき逃げ惑う良民、倒壊する子供たちの学校、焼かれて行く恵みの大地、、。 「よくやった、ビールを一箱贈ろう。」 1962年。 アメリカ合衆国は、イン…

シンクロニズム 戦艦の論 4-10「よーしみんな片付けるぞ、40ミリ催涙弾を正面からお見舞いしてやれ」

「最後の戦艦」の論 パンドラ編 「全機に告ぐ、ミサイルに変更。」 「全、ミサイル、発射。」 ____!__!_!! 傷つき逃げ惑う先住民、倒壊する魂の大樹、焼かれて行く精霊の森、、。 「良くやった、最初の一杯は俺のおごりだ」 時は2154年。 人類は、外惑星…

シンクロニズム 戦艦の論 4-9「コナン、、生きて、、生きて、、生きて、、。」

「最後の戦艦」の論 ハイハーバー編 「ラナーっ!」 「死ぬなーっ!!!」 第三次世界大戦から十数年、 地球に生き残ったわずかな人々の間で、 再び争いが始ろうとしていた。 その行方を左右する少女ラナが、 時の権力者によって連れ去られる。これを、危険…

シンクロニズム 戦艦の論 4-8「ヨタヨタのジャンキーどもになめられてたまるかよ。俺達ァ健康優良不良少年だぜ」

「アメリカ軍とな!」 「まさに、絨毯爆撃!」「無差別に攻撃しております」 「ちきしょう、降りて来て戦え!」 「大東京帝国ゥ、、 万歳!」 第7警報まで「八艘飛び」要約 時は2019年。 頭上から「逆落とし」で圧迫する、 管理教育に対しなすすべないネオ…

シンクロニズム 戦艦の論 4-7「百姓には、種の良し悪しは分かったって、侍の良し悪しなんかわからねぇ」

七人まで「八艘飛び」要約 時は戦国。 崖上から「逆落とし」で来襲する、 野武士に対しなすすべない遠い昔の百姓は、 粗末な小屋に身を潜めていた。ある日、彼らは山間の集落を出て、 七人の浪人たちに出会う。唐突に「戦(いくさ)」の力を身につけた村は、 …

シンクロニズム 戦艦の論 4-6「My Heart Will Go On. (ジャックはまだ、私の中に生きているわ。)」

碧洋のハート < My Heart由緒ある一族の存亡を左右し得る財宝 < ほぼ無賃駆け込み乗船者ジャック 成金に貰い受けた一個の巨大ダイヤは沈みゆき、夢見る青年ジャックによって描かれたデッサンは浮上する。 『タイタニック』とは最も高慢な技術と最も豪奢な…

シンクロニズム 戦艦の論 4-5「文化の興廃を観て、而して其の世の盛衰、其の政の善否得失、以って推し知るべし」

共に目指すは競技場 五輪に備えし東京湾 遥か希臘(ギリシャ)の貴人らが 金糸銀糸に瑠璃瑪瑙(るりめのう) 飾り集ひし“ころせうむ” 闇に溶けにし さんざめき 露と消ゆるや帝国の 最期に拠りし仮の陣。 (巻末あらすじより、一部改編 ) ランキング変更セリ

シンクロニズム 戦艦の論 4-4「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず」

沖つ方より攻め来るは 唐に名高き蓬莱(ポンライ)より 千里隔つる亜米利加を 出でて重ねし波枕 檣楼(しょうろう)高き黒艦は 獅子のいきほひ竜の勢 勇みて砲を立つるなり、、 (巻末あらすじより “破” 文引用) ランキング変更セリ

シンクロニズム 戦艦の論 4-3 「この世をば わが世とぞ思ふ望月の かけたることもなしと思へば」

この世をば 我が世とぞ思ふ望月の 盈(満)つれば則ち欠く習ひ 雲雨を得たる蛟竜の 遊ぶが如く宙に舞ひ 月の面を 打ち毀(こぼ)ちて帝国の 名を世に上げし、、 (巻末あらすじより “序” 文引用) ランキング変更セリ

シンクロニズム 戦艦の論 4-2 「明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んでゆく。それが僕なんだよ」

地球文化史 ローカル文化のグローバル化 ( 三 ) 〜ひびき洸、山本玲、伊福部昭、黒澤明〜 19世紀から22世紀末にかけて、日本とネオジャパンで繁栄し、 スペースノイドにインパクトを与えたメインカルチャー (現在は文化遺産と呼称)について、見方を変えて表…

シンクロニズム 戦艦の論 4-1 「アンヌ、僕は、、 僕はね、人間じゃないんだよ 」

地球文化史 ローカル文化のグローバル化 ( 二 ) 〜セブン、ヤマト、ガンダム、エヴァ〜 19世紀から22世紀末にかけて、日本とネオジャパンで繁栄し、 スペースノイドにインパクトを与えたメインカルチャー (現在は文化遺産と呼称)について、見方を変えて表現…

シンクロニズム 戦艦の論 フォースシーズン-0 「國破れて山河在り、城春にして草木深し」

地球文化史 ローカル文化のグローバル化 (一) 〜フジヤマ、ハラキリ、ゲイシャ、フクシマ〜 19世紀から22世紀末にかけて、日本とネオジャパンで繁栄し、 スペースノイドにインパクトを与えたメインカルチャー (現在は文化遺産と呼称)について、見方を変えて…

シンクロニズム 戦艦の論 3-17 「お、おらと、つきあってけろ!」

「ここが、ふんばりどころだぞ」 「えっ?」 「ひとりぼっちで、つれぇのはわがる」 「でも、いま逃げちゃだめだ」 「、、」 「海の底さいる天野に、」 「空気送り込むのは、」 「ずぶんしかいねぇべ。」 Sci-fi 7 「ふしぎの海に潜るナンブダイバー」 ずぶ…

シンクロニズム 戦艦の論 3-16 「おまえたち、やっておしまいっ!」

Sci-fi 6 「ふしぎの海に舞う雪」 ぼくは、スター・ウォーズをはじめに見たときに、 『かくしとりでの三あく人』に似ているなぁと思いました。それは、ダース・ベイダーの顔のきずが、さむらい「たどころひょうえい」にそっくりだったからです。 それから、…

シンクロニズム 戦艦の論 3-15 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」

Sci-fi 5 「ふしぎの海に甦るラ・ムー」 ぼくは、ガンダムをはじめに見たときに、 「勇者ライディーン」に似ているなぁと思いました。それはシャアが、シャーキンにそっくりの仮面だったからです。 それから、ふしぎなそんざいのアスカ・レイは名前がアムロ…

シンクロニズム 戦艦の論 3-14 「『ラピュタ』が一番嫌いですね。(庵野秀明)」

Sci-fi 3「ふしぎの海に沈む零」 ぼくは、エヴァをはじめに見たときに、 「ふしぎの海のナディア」に似ているなぁと思いました。それは、シンジがナディアにそっくりの顔だったからです。 それから、アスカの勝ち気なせいかくと、ふしぎなそんざいのレイも似…

シンクロニズム 戦艦の論 3-13 「4、3、2、1、バルス!(ガミラス語)」

Sci-fi 1「第一砲塔へ動力伝達」 ガンダムが世界名作劇場になり損ねた、 その原典は『十五少年漂流記』だった。 白虎隊の少年らが集団自決した20年後に、 フランスで発表された冒険小説である。原作者はSFの父ジュール・ヴェルヌで、 他の代表作『海底二万里…

シンクロニズム 戦艦の論 3-12 「クララのバカっ!」

クララ、アルプス山麓に立つ! 1 〜おしえておじいさん〜 ガンダムは、初回放映時に視聴率が低迷したことと、 途中打ち切りになった不遇状況がヤマトと似ている。 第二次世界大戦時の連合国・独裁国家との対立軸や、大都市破壊・大量殺戮、 零戦開発に影響を…

シンクロニズム 戦艦の論 3-11 「はい、我々の手で、、。はぁ、あの、手って、この手でありますか?」

あすの夜は何国の誰か、ながむらむなれし御城に、残す月かげ八重官軍から撃ち込まれた砲弾の種火を、人力を用いて消すという手技で、 鶴ヶ城天守が燃えあがるのを、月が再び満月になるまで防いだ。 ミサト天上から落下する使徒(事実上の爆弾)を、エヴァにキ…

シンクロニズム 戦艦の論 3-10 「えーっ! 手で受け止めるぅ?」

第二十八回 「自慢の娘」 鶴ヶ城籠城戦、飛来する砲弾、叫ぶ見張り番。 「あぶねっ」 「はなれろっ!!」 「もう大丈夫、この弾は爆発しねぇから」 「今、何をしたんだす?」 「火消しだ」 (綾瀬はるか史上もっともカッコいいつぶやき) 「あの者は?」 _藩主…

シンクロニズム 戦艦の論 3-9 「彼女が水着にきがえたら」

_宇宙世紀0079年 12月30日レビル将軍指揮する地球連邦軍艦隊は、 ア・バオア・クーに対する第三戦闘ライン上に集結しつつあった。 「ア・バオア・クーのギレンである、最終目標を伝える」 「敵は、ゲルドルバ照準にあり」 「了解であります、ソーラ・レイシ…

シンクロニズム 選管の論 3-8 「波の数だけ抱きしめて」

かつての武家地、河田町から港区台場に移転した、 名前にフジヤマを戴くテレビ局は、家族団らんの日曜19時半 「アルプスの少女ハイジ」で驚異的な数字を叩き出していた。 その1974年。 ライバル社は、これに対抗できる裏番組を擁立したが、 結果は大惨敗し、…

シンクロニズム 戦艦の論 3-7 「レインボーブリッジ封鎖できませんっ!」

ガンダム、バンダイ山麓に立つ! 1 〜品海砲台〜 日本と、世界と、地球を守る、 セブン、ヤマト、エヴァの防衛基地は富士山麓周辺にあり、 戦闘機、宇宙戦艦、決戦兵器の発進シークエンスの背景には、 富士が遠く聳えている、しかし、ガンダムにその固定パタ…

シンクロニズム 選管の論 3-6 「ゴッホの絵にも描かれた富士山は、まさに“クールジャパン”の元祖。(内閣総理大臣)」

「戦艦の論」とは、 ウルトラセブンと、宇宙戦艦ヤマトと、機動戦士ガンダムと、新世紀エヴァンゲリオンを、 フジヤマと、ハラキリと、ゲイシャと、フクシマに、相互連関させ、 思いつき順に綴った戦いの研究であり、 それ自体に最強の武装を施した論である…

シンクロニズム 戦艦の論 3-5 「私を月に連れてって」

Fly Me to the Moon 月が地球に最接近したその日曜日、20時41分03秒。遂に八重は立ち上がった、伏見で散った、弟の形見と共に。 「今がら、わだすが三郎だ」 「逆賊呼ばわりして、会津を滅ぼしに来る者たちを」 「わだすは許さねぇ」 「わだすは、戦う!」 6…

シンクロニズム 戦艦の論 3-4 「奥羽越後が一丸となって、薩長を返り討ちにすんべし!」

「立ち上がれ、覚馬」 〜 VS 奥羽鎮撫総督府 編〜 第21回「会津を救え」 西暦1868年 (慶応4年1月2日)幕府のバトルシップ2隻が薩摩艦を砲撃、 ここにサムライの意識を二分する「戊辰戦争」が勃発する。 - 中略 - 戦争は膠着状態に入り、三ヶ月あまりが過ぎた…

シンクロニズム 戦艦の論 3-3 「矢作ちゃんさぁ、ガンダムに例えれば皆に通じるっていうの、思い上がりよ」

「ザクとは違うのだよ」その一 〜モンゴルの源平合戦〜 少年兵で構成されるホワイトベースが「白虎隊」っぽく、 その上の年代で組織される精鋭「朱雀隊」が、 シャアの「赤ザク」に似ていることは既に述べた。では、会津軍でさらに上に組織された 「青龍隊」…