シンクロニズム 戦艦の論 3-10 「えーっ! 手で受け止めるぅ?」
第二十八回 「自慢の娘」
鶴ヶ城籠城戦、飛来する砲弾、叫ぶ見張り番。
「あぶねっ」
「はなれろっ!!」
「もう大丈夫、この弾は爆発しねぇから」
「今、何をしたんだす?」
「火消しだ」
(綾瀬はるか史上もっともカッコいいつぶやき)
「あの者は?」
_藩主松平容保
「山本覚馬の妹、八重にごぜぇます」
_藩家老
城内の娘たちに独断でブリーフィングする八重。
「上から来る弾は、しっかり目あけて見っと、落ちる先が検討つきやす」
「もし近くに落ちたら、ATフィールド全開で直接受け止めるのです」
「だけんじょ、弾はいつ爆発すっかわかんねから」
「これは、命がけの仕事です」
「自慢の娘」〜 エヴァ破編 〜
箱根城籠城戦、飛来する砲弾、なげく軍事行政職員。
「まさに、使徒そのものが爆弾と言う訳ね」
直撃地の爆砕の推定規模は、直径42万、第3新東京市は蒸発。
基地司令とは連絡不能、警備システムは防御不可能、真っ先に逃げ出す政府関係者。
「で、何をするんだす?」
「もし近くに落ちたら、濡れ布団でコアをしっかり押さえ込んで消し止めるの」
「だけんじょ、、勝算は?」
「神のみぞ知る、ってところね」
「エヴァと、あなたたちにすべてを賭けるわ」
「では、作戦開始」
「発進。」
(葛城ミサト史上もっとも低いトーンな号令)
上層部不在の城内、独断で戦闘指揮を取る女性管理職であった。
(一部は実話に基づきます)