シンクロニズム 戦艦の論 3-17 「お、おらと、つきあってけろ!」




「ここが、ふんばりどころだぞ」




「えっ?」




「ひとりぼっちで、つれぇのはわがる」


「でも、いま逃げちゃだめだ」



「、、」



「海の底さいる天野に、」


「空気送り込むのは、」


「ずぶんしかいねぇべ。」






Sci-fi 7


「ふしぎの海に潜るナンブダイバー」



ずぶんは、『潮騒タイタニック』を初めに見だときに、
世界名作劇場の「フランダースの犬」さ似ているんでねぇかと思いました。

まんず言えるのは、主人公がめちゃくちゃ貧乏で、
家柄の違う裕福な女の子と仲良くなるところです。
アロアのお父さんと、ローズのお母さんは、
そんな身分の低い者に近づくことを禁じます。

でも、知人の中にはネロとジャックが、
誰にもわけへだてなく優しく、
また有能であることを見抜き、応援する人もいました。
死にそうなパトラッシュを助けたネロと、
死のうとしていたローズを助けたジャックは、
一流の板前に成ろうと、
がんばっているところも同じだったのです。

ところが、ある日大事件が起こります。
村の風車小屋が焼け、高価な宝石が無くなってしまうのです。
アロアのお父さんと、ローズのお母さんは、
ネロと、ジャックに疑いの目を向けました。

極寒の冬空の下で、彼らは望みを失いかけ、
濡れ衣をかけられたまま凍えるしかありません。
遂には、光につつまれ、
天使さ導かれ去って行きます。

涙なくしては見れない、
そのクライマックス前後に演奏された曲は、
ぶったまげたことに、まったく同じでした。

そこで、ずぶんは「なすてそうなったんだべ」と気になりました。
友人さ聞いたら、誰も答えられなかったので、
スマホで『潮騒タイタニック』の監督を調べたら、
『アバちゃん』の監督だったので、これが理由だとわがりました。

この監督は、2020年東京オリンピック開催を予言した大友克洋や、
今月引退した宮崎駿を、心底リスペクトしています。
『アバちゃん』が日本アニメの影響下にあることは、
総ツッコミ前に、本人から白状していることです。

記憶の底で、ネロに寄り添って眠っていたフランダースの犬が、
海の底さ眠っていたタイタニック号に、
希望の空気を送っていたとしても不思議ではありません。

宮崎駿エヴァの監督からも尊敬されていますが、
弐号機のマグマダイバーとか、液体呼吸の L.C.Lとか、
『アバちゃん』監督作の『アビス汁』に影響を受けてて、
日米不均衡はこれで解消するから、まぁいがったです。










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