シンクロニズム 戦艦の論 6 - 8 「お前と、俺、考えが同じじゃないようだな。」






宇宙人来る  其の七 


〜 『 ツッコミ大戦争 』 〜  




選0. 後評判を聞いてから行くのがいいんじゃないかな。
→ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q144994144 より以下引用


私はB級くさいので見に行く予定はありません。
ちなみに、私が良く参考にしている評論家さんは、この映画を「今週のダメダメ」に選んでいます。
一部抜粋
『それにしてもこの映画館(お台場メディアージュ)、普段からすいているのかどうかわからないが、この超大作の初日だというのにせいぜい4割の入りである。指定席はほぼゼロ。ガラガラである。マスコミ向け試写回数を大幅に制限し、メディアでの批評を一切禁止するなどという秘密主義で挑んだパブリシティだったが、完全に失敗に終わったといえるだろう。 』http://movie.maeda-y.com/movie/00549.htm



選1. 邦題がおかしい。
→ http://www.geocities.jp/shun10k59/movie/sf/WarOfTheWorld.html より以下引用

原題は「War of the Worlds」で、直訳すると"世界戦争"って感じだろうか?それがなぜに"宇宙戦争"になったのだろう?同時期に公開される「STAR WARS」(直訳すると"惑星戦争")に対抗したかったのだろうか?
ストーリー的にも"宇宙戦争"ではなく、あくまで"世界戦争"、もっといえば、"アメリカ戦争"といっても言いくらいである。(設定では世界各地が襲われているのだが、描写としてはアメリカ、しかも東部(ニューヨークとボストン)のみしかなく、タイトル"宇宙戦争"とはかけ離れている。タイトルから「STAR WARS」のように宇宙空間での戦争を期待していくと、大いに期待はずれになること間違いなしです。
一口コメント:ここまで邦題タイトルのセンスのなさ、が際立つ作品はかつてないかも?



選2. ナレーションだけあればよかった。
→ http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/okyda/eiga/003053.html より以下引用

そう思ってしまうのはそれだけ内容が空疎だったわけで、基本的には妻に逃げられたダメな男が宇宙人との戦いによって成長し、子供との絆を取り戻すというお話なのですが、この人間ドラマの薄っぺらさは相当な薄さでありまして、レイが娘を守るためにオグルビーを殺すと言うのはそれでいいのかと唖然とするわけで、さらに愛国心に燃えたロビーが軍隊のあとをついていき、ボストンのおばあちゃんの家に何事もない顔でいたと言う展開は、この映画の脚本を書いた人のIQは相当低いんじゃないかと唖然とするわけです。



選3. 見えないシールドは、どうなったのよ。
→ http://www1.kcn.ne.jp/~pop/spcpm/razzieno/war_worlds.html より以下引用

触手の部分はシールドが無いのか。
あと、暗い室内を探るのに触手は照明を点灯させるが、赤外線の機能は無いのか。音に対する感知能力も低すぎるし。
カメラらしき物で「見る」ことによって人間を探すが、熱感知の能力とかは無いのか。(他ツッコミ多数略)
「敵と戦う」と言ってレイと別れたロビーが、一緒にいた軍隊は炎に包まれていたのに、ノホホンと祖父母の家に避難している。なんだ、そりゃ
そんでロビーはレイと抱き合っているが、どこに親子関係を修復するドラマがあったんだよ。
あと、「家族が無事に再会して、本当に良かったね」という感じで終わっているんだが、メアリー・アンの現在の夫ティムの立場ってどうなるんだろうか。



選4. 過剰気味な演出にCG満載の映像
→ http://cinema.pia.co.jp/com/11522/194035/ より以下引用

アメリカ映画ありがちな親子愛などいろんな物が入り混じった作品なのにどれも微妙(笑)
つっこみ所は皆さんが書いてくれてるのでかきませんが、私だけじゃなかった事に安心しました。
私は大阪人ですがトライポッド?には勝てそうな気がします(笑)
私どうも宇宙人ネタは、(中略)
最後にトムとあんなでっかい子(息子の方)の親子姿に違和感バリバリでした。



選5. 大阪がけっこう話題になってますね。
→ http://cinema.pia.co.jp/com/11522/156258/ より以下引用

でも、思うんですけど、コレって別に深い意味はないのでは?
あのおじさんの「三体倒したらしい」というセリフは、ラストの伏線になっています。でも、どこで宇宙人退治に成功したかは、ハッキリ言ってどこでもいいのでしょう。バルセロナでも北京でもモスクワでも、世界的に名の知られた都市であれば。それがたまたま日本の都市だったというだけで。ほんとうは東京でもかまわないのでしょうが、それだとありがちなので、その次に大きい大阪... いちばんおもしろ味のない意見だとは思いますが。



選6. 財布が可哀想で仕方ありません。
→ http://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R13BF2RPVN8W6C/ref=cm_cr_pr_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000FBHTO4 より以下引用

もったいない気持ちでいっぱいです。
たとえレンタルでもそう思ったと思います。
何か・・・最初と最後の微生物?が写ってる映像とナレーションだけでOkみたいな、最後まで見たこの時間はなんだったんだろうって思いました。



選7.とにかく長いです。
→ http://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3GCJVU4WDYJ2X/ref=cm_cr_pr_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000FBHTO4 より以下引用

そして終始暗くて陰気です。終わって爽快感があるわけでもなく…。世界が血の海かと思えば、美しい建物で普通に人が居たり、シーンとシーンに隔たりがあり、同じ国だと思うのに何故?夢オチなのでは?と思う程不思議でした。原作がある映画なのに、これで良いんでしょうか?それにしても、映画を見終わって気が滅入ったのと、腰痛になりました。(姿勢のせい?)トム主演だからといって、熱血明るい訳ではないので、注意です。



選8. ミーハーが酷評し玄人が絶賛する映画
→ http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/movie/1266376426 より以下引用

1 :名無シネマさん:2010/02/17(水) 12:13:46 ID:W+/v/czX
宇宙戦争(スピルバーグ版)
トゥモロー・ワールド
2 :名無シネマさん:2010/02/17(水) 13:49:00 ID:Y+z0ANsg
難易度が高いな・・・
えっと最近だと ラブリーボーン?
3 :名無シネマさん:2010/02/17(水) 16:36:29 ID:c/72bATN
黒沢清の映画ほぼすべて



選9. 評価していない人間にレッテルを張る人多いよね。
→ http://movies.yahoo.co.jp/movie/宇宙戦争/321599/review/評価しない人は評論家気取り?ナンセンス/768/?c=8&sort=lrf より以下引用

こちらの映画、暗い。その世界の終わり、、のような雰囲気が好きか嫌いかで感想は変わるでしょう。
暗くて怖くて汚ならしい割に心にズン、と来ないんだな。
なんというか、登場人物全て好きになれなかった。映像は迫力があり、見せ場も作っていた。でも心には残らない。
今時映像がなんちゃらってね、、もうアホみたいな映画でもすんごいCG技術でそこそこなものにしちゃう時代だし。アバターとか良い例で。あんなに面白く無い空っぽの映画も珍しい。



選10. 過剰の宣伝は罪
→ http://movies.yahoo.co.jp/movie/宇宙戦争/321599/review/過剰の宣伝は罪/599/?c=23&sort=hrr より以下引用

映画館で見ました。当時スピルバーグトムクルーズのビッグネームで大きく宣伝され話題作でしたが・・・だまされました。しょうもない映画です。一緒に見た友達は超ブーイング・・・。内容も薄いですし最後の終わり方なんてあっけにとられてしまいます。えっ終わったの??という感じで。私の映画館でみた歴代ワースト3に入るかもしれません。



選11. 邦題ってセンスないの多いですよね。
→ http://okwave.jp/qa/q6361057.html より以下引用

映画の配給会社が洋画の邦題をつけていると聞きました。素敵な邦題がないなら、直訳で問題ないと思うのですが、なぜそんなにいじくりまわすのでしょうか?
例えば、「War Of The World」(著者注;正しくは WAR OF THE WORLDS ) →「宇宙戦争
これらはセンスがあるかないかは別にして、もはや全然違いますよね。この「全然違う」ってところが非常に問題だと思います。聞けば低予算ながら頑張ってタイトルを決めてるらしいですが、映画って物によっては〇〇億$とかするのに、タイトルだけ低予算でつけるっておかしくないでしょうか。画竜点睛を欠くというか、もし私が映画制作者ならこんなにいじられたら「おやおや、、って思います。」



選12. 宇宙戦争、見てきました。映画の日だから、1000円。
→ http://okwave.jp/qa/q6361057.html より以下引用

でも、どうなんですか?1000円、もったいなかったなぁ。個人的には全く見るべきところのない映画だった。なんですか、これ。もう、寝るのを我慢するのに必死で水を飲みまくり。今度はトイレに行きたくなって仕方がなかった。とりあえず前半はストーリーに抑揚がなくて眠い、眠い。車が群集に襲われるあたりでようやく眠気はなくなったけど、今度はお寒いストーリーに退屈しちゃって。何を見れば良いの?ダメオヤジが成長するところですか?大体、宇宙戦争ってどうよ。君たち宇宙からなんか来てないじゃん?



選13. ここから我々創作者が学ぶべき姿勢とは。
→ http://okwave.jp/qa/q6361057.html より以下引用

上映前は非常に盛り上がりを見せた、が、いざ上映されたとなると悪評の嵐で、批評家連からも観客からもろくに相手をされなかった映画だ。(中略)
この映画の失敗から学ぶべきこと。それは創作において、「当事者性がないことはつまらない」ということだ。
そして何が当事者性があるのか、というと、実際に起こっていたり、世間的に認知されていたりする出来事に対しての、我々がその視点に立てるかどうか。ということである。



選14. 体調崩すんじゃないかというほどヘコんで劇場を後にしたとですよ!!
→ http://www.kudzilla.com/~tmps123/blog/archives/000391.html より以下引用

なぜワールドプレミアのセキュリティがあんなに厳重だったのか分かったよ! 「極つまらねぇ」というクチコミを封じ込めるためだったんだネ!? てな勢いですわ(ToT
怖い怖いと事前にプロモーション打ってたものの、怖いというより、制作陣やキャラクターへのイライラ・ムカムカの方が圧倒的に強い。それ抜いたとしての怖がらせ要素もパワー不足もいいところ。(中略)
「日本ネタがある」と事前情報からあったけど、なーんだかなー( ̄▽ ̄; この程度ならローランド・エメリッヒ作品の、「毎回思うんだけどソコどこの国なのよネェなニッポン」の描写の方が好きだな(笑) 
「コーゲキハ!アト!ヨジカンデハジマル!」(著者注;正しくは 「攻撃は、あと5時間で始まる」 )




選15. 映画会社の宣伝方法はかなり汚いやり方だ。
→ http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E4%BA%89/321599/review/%E5%82%91%E4%BD%9C%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%8C%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB/291/?c=5&sort=mrf より以下引用

まあ逆を言えば、そんな上手過ぎるCMに勝手に騙されてしまう自分が悪いというほうが正しいのだろうが・・・。
それにしても上手いこと宣伝したものだ。スピルバーグとトムもサービス精神旺盛だったしな。
あの笑顔に騙された日本人は少なくはないはずだ(騙しているつもりはないだろうが)。
どうでもいいことかもしれないが、これからも”騙す宣伝”は多くなってくると思うので映画を選ぶに当たって一番注意したいところ。
次に危険な作品は『トランスフォーマー』ってとこだろう。




選16. 駄作っていう言葉がかわいそう
→ http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E4%BA%89/321599/review/%E9%A7%84%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%8C%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%9D%E3%81%86/139/?c=9&sort=mrf より以下引用

ラストもひどいですね。あれっ?終わり?って感じですね。なんでしょうか、微生物って。100万年も前から計画しててそのざまですか。ばーかって感じです。 だいたいね、トライポッドが地面に100万年前から埋まっていたなんて、地下鉄やボーリングなんかで都市部の地下は穴だらけだと思うんですが、どうやってあんなでかいものを隠しておいたんでしょうね?しかも100万年前から隠してあったって、100万年も経ったら隠した方だって誰も操縦の仕方なんて分からないんじゃないの?おじいちゃんのおじいちゃんのそのまたおじいちゃんの・・・・・・古すぎるわ!










 「君のコメントに感謝するよ」1




限りない自己満足で、ネット上を右往左往する投稿者たち。

彼らは自らを、高度消費社会の支配者と信じていた。

まさしく、顕微鏡の下でうごめく単細胞生物の支配力だったに違いない。

アカデミー賞に輝く偉大な監督と世紀の人気スターが、しがみついていた小さな趣味世界に危機をもたらすとは、誰も考えつかなかった。



(スピルバーグに対するブランド信仰が、疑いを持たれなかった2005年。戦争終結から50年、World Wide Webが爆発的に普及するWindows95発売から、さらに10年を経た「Web 2.0」の時代、国内ブログの登録者数は473万人、Twitterの登録者数は、660万人いた日本人出兵兵士の数に迫っていた。「娯楽のない時代」を忘れたように増長する「消費経済体制」の申し子たちの中から、映画の粗を探し出して愉悦する物言いが現れたことも事実だ。Webの中の些細な問題で頭をいっぱいにしているモニターにとって、娯楽は一方的に受け入れる存在ではなくなり、発言・雑言・侮言することもまたエンターテインメントになった。映画会社は相手にしてくれなかったが、ネット掲示板は身元に関わらず、誰にでも批評・悪評・酷評する機会を与えてくれたのだった。そのコメントの中には、当然貴重な感想もあったが、どうでもいいクズや、浅薄な知識と思考に基づいた評論や、自分本位の勘違いも相当数混じっていた)



さる関係者には誠に遺憾ながら、『宇宙戦争』こそパラマウント・バラエティ生態系の頂点に君臨する真の「踏み絵」であった。

結果的に、制作費130億円の回収不安は、上述した「純真な子供地球人たちの、巨大な不満感の暴発」によっても解消された。


つづく



 









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