戦艦の論 THE SEVEN VIII「見せ方という点で『亡国のイージス』よりよほど好きだ」





富野由悠季監督 映画講座】


『団地』ヒット御礼トークイベントより

富野由悠季監督『団地』を語る 〜



ネタバレあり


富野監督「『団地』というタイトルで藤山直美さんで何をやるんだ。予備知識ない状態で、死ぬほどつまらない映画だと思った。だけど阪本監督とは、福井晴敏さんを通じた関係なんで。」



「観てみたら、あれっ、て。」



「映画は作り物でなければいけないということを、頑張って作為(演出)しているところは、観ていてとても気持ちよかった。」



団地の関西人の胡散臭い話言葉がズルズルいく中に、斎藤工さん(天気傘のサラリーマン)の



『準備万端バルタン星人、大事なお願いがあってきました』



のような嘘っぽいもの、劇構成ができないかも知れないものを、滑り込ませる凄さだよね。」






阪本監督「どうしても、作為というか“けれん”は好きになってしまうんですよね。」




「そうでなければならない。リアリズムを追求してもカットが入ると作為になる。だから劇映画とかアニメで作品を見せるとは、物語をどう構成するかに尽きる。」


「ディテールにこだわると、役者やアニメーターの作品になってしまうんだけど、今回のはちゃんと阪本監督作品になっていた。」




阪本監督「いろんな僕の映画を観てくれた人たちには、『急にSF ? どうしたの ?』とか突っ込まれるんだけど、僕は自分らしく仕上げたつもりです。」




「そういう人は、映画が作り物だと知らない人だ。映画でプロパガンダができるという昔の観念を持っている人だと思います。デジタルでかなり自由に動画が作れるようになっています。でも、そういうのを取り入れるほど、つまらない話が多くなっている。それは物語を伝えていないということ。作り物は最初の一本でいいんだよ。」


「、、すいません、ガンダム何十本も作ってます(小声)。」










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