シンクロニズム戦艦の論 2-9　「日は断崖の上に登り、憂ひは陸橋の下を低く歩めり」

漂泊者の歌 (抄録)

過去より来りて未来を過ぎ

久遠の郷愁を追ひ行くもの。

いかなれば滄爾として

時計の如くに憂ひ歩むぞ。

石もて蛇を殺すごとく

一つの輪廻を断絶して

意志なき寂蓼を踏み切れかし。

ああ　悪魔よりも孤独にして、、

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注

1. 滄爾
造語らしい。ソウジと読む。
爾という字は、他では世界最終戦論の「石原莞爾」、あるいは「神爾」でしか見ない。
「神爾」(シンジ)は、義経が壇ノ浦で沈めた「三種の神器」、または「天皇印」のこと。

「滄爾」を「シンジ」に置き換えると、
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』解釈の参考になる、ような気がする。

2.「石もて蛇を殺すごとく〜」
ニーチェ「ツァラトゥストラ」牧人と蛇の寓意から。

3. 萩原朔太郎
詩人。『世界の中心で、愛をさけぶ』主人公「朔太郎」の由来。

『世界の中心で、愛をさけぶ』(映画版)では、「屋島の戦い」の「屋島」を見る事が出来る。
『世界の中心で、愛をさけぶ』(テレビ版)では、無名の「綾瀬はるか」が主役を射止めた。
「世界の中心でアイを叫んだけもの」は『新世紀エヴァンゲリオン』(最終話)サブタイトルであり、
『世界の中心で愛を叫んだけもの』(SF小説)がオリジナルネタである。
「モード反転、裏コード、ザ・ビースト」の、マリのセリフは、上記の原題
「The Beast that shouted Love at The Heart of The World 」と重なる。

・付録情報・

『世界の中心で、愛をさけぶ』NHK BSプレミアム本1/5(土) 午後8:00〜10:20
『八重の桜』NHK 大河ドラマ　1/6(日) スタート
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q 』ロングラン公開中
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『宇宙戦艦ヤマト』リメイク版DVD第三巻発売中
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