嬢況、「真希波・マリ・イラストリアス」の、つづき。
「朽ちてくカジツ、サブリナ」
家入レオ。
選ばれしチルドレン。
男子萌えのキャラとして完璧だったために、
追加キャラの必然性のないところ。
どの角度から参入するのか。
前二者を裏コードで書き換える、
「スーパー・ポジティブ性格」で、
鉄板の「お下げ髪メガネっ子」は、
同系統の文科系女子より想定外な萌えを獲得した。
大甘のグループアイドル(←サブリナ的人気者たち、やがて朽ちる果実)
全盛期に、
実力で立ち向かってる家入レオ。
で、真希波マリ。
アーティスト名「レオ」、は
『LEON』(1994)から来ているようですよ。
レオつながりで話はヘンシンする。
『シンクロニズム 風景の論』
〜「2点同時荷重攻撃」〜
その1.「レオ」vs「初号機」
ウルトラシリーズが、
エヴァのアイディア温床だったことは周知だが、
この、「バク転レオ」による「シンクロ逆行」には驚いた。
http://www.nicotwitter.com/watch/sm14062663
さて、
かねてより論じて来た、
傑作『太陽を盗んだ男』(1979年)。
冒頭の、
日常支配下の室内TVが映し出す、
『ウルトラマンレオ』の変身シーン。
これは、
「太陽」(原爆)を盗んで、
男が「ヘンシン」し、
日常が非日常へ変遷する、
ことをほのめかす小道具として、
強いて用意されたものだ。
その2.「倒壊」&「炎上」
ウルトラマンの世界では、
毎回のように街が壊滅する。
例えば、その家屋の中にあって、
大事にしまわれてきたアルバムが、
容赦なく朽ちてしまおうとも、
平気でいられた。
それが生活のひとつの風景だった。
壊滅の後に、
生き延びる事と、
復興が続く事を知らなかった戦後世代の孫たちは、
気仙沼の夜を焦がす大炎上に言葉を失うことになる。
その3.協調(完璧なユニゾンが必要だわ。byミサト)
『太陽を盗んだ男』に挿入された、
『ウルトラマンレオ』は、
登場人物の言動により、
それが最終回らしかった事が分かる。
探ったところ、
1975年、放送時タイトルは、
「太陽への出発」だった。
こういう、
事前の仕込みなのか偶然なのか、
わからないシンクロが、
これら映画を中心として、
前後の特撮やアニメには沢山ある。
監督の長谷川和彦氏に訊いたところ、
「それは“シンクロニシティー”だ」
という言葉で教えてくれた。
意図した訳ではないが、
結果的に同調してしまった、ということで、
ひょう窃や、オマージュと少しニュアンスが異なる。
神秘性(神話性)を伴った必然だろうか。
私の、
「シンクロニズム何々の論」、は、
監督の言葉からの受売り(パクリ)だ。